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わくわく用具ショップ
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白杖の選び方

 

白杖(白い視覚障害者用の杖)は、素材や構造により多くの種類が販売されています。
また、同じ素材と構造の杖でも長さの異なるものがあり、購入の際には長さを指定していただく必要があります。
白杖の長さは、身体の造りや、歩き方、使用目的によって一人一人異なります。
以下に白杖について簡単に説明します。ご購入の際の参考にしてください。

 


白杖の役割

白杖には、その構造に関わらず、次の3つの役割があります。

  1. 路面など周囲の環境の探査(探査器)
  2. 前方にある物を捉え、身体があたるのを防ぐ(緩衝器)
  3. 視覚に障害があることを周囲に知らせる(シンボル)

 


一本杖(直杖)と折りたたみ杖

一本杖は折りたたみ杖のようなつなぎ目がないため、路面情報などの伝導性、耐久性に優れています。
折りたたみ杖は、つなぎ目の部分と、一本につなぐためのゴム紐がある分、一本杖よりも重くなりますが、使わないときはたたんでバッグに入れておけるなど、携帯性に優れています。

 

 

 

 

 

 


シンボルケーン

視覚に障害のあることを周りに知らせる機能に重点を置いて作られた白杖を、とくにシンボルケーンと呼んでいます。
シンボルケーンは携帯性を重視し、軽く、細く作られています。「探査器」「緩衝器」としても使えますが、通常の白杖と比べると耐久性、操作性などの点において劣ります。

 


白杖の長さ

一人で歩くことを目的とした時の白杖の長さは、直立させた時に地面から脇の下までの長さ、または身長マイナス40cmの長さを目安とするのが一般的です。
この目安の長さが同じ人同士でも、腕の長さ、脚の長さ、歩幅、歩く速さなどが違えば白杖の長さは違ってきます。
白杖の種類にかかわらず、白杖をシンボルとして使う場合は、上記の目安よりも10から20cmくらい短くても良いでしょう。

 


白いサポートケーン

視覚障害者の中には、高齢であることや運動機能障害を有するなどの理由から、身体を支えるための杖、サポートケーンが必要になる人もいます。
その際、白いサポートケーンを使うことで、周囲の人に身体機能の低下だけではなく、視覚障害があることも知らせることができます。
サポートケーンの長さの決定には、理学療法士からの助言を受けることをお勧めいたします。

 


石突の種類など

白杖の先端についている石突にもいくつかの種類があります。白杖の使い方によって石突の種類を決めると、とても歩きやすくなります。
初めて白杖を購入するときや、今まで使っている白杖が使いにくい場合は、白杖の長さや石突の種類を再検討するために、視覚障害歩行訓練士に相談されることをお勧めします。